鳳月杏にハマった日

前記事で次は鳳月杏にハマったところから、と書いたのでタイトルはもうそのまま。

それでは早速、限界ジャニオタの人生が狂ったあの日のことを。

 

忘れもしない2019年2月23日、宝塚大劇場。明日海りおファンだった母に連れられ見に行った「CASANOVA」にてちなつさんはれいちゃん演じるコンデュルメル閣下の妻・コンデュルメル夫人を演じていた。

当時の私はというと宝塚を見るのは嫌いじゃない、でも嵐やWESTが好きという大学生だった。宝塚ファンの母に連れられもはや記憶にない初観劇は紫吹淳主演の大海賊、そのほかシークレットハンター、ロミジュリ、明日への指針、王家に捧ぐ歌、あかねさす紫の花など観劇するも響かずじまい。

と、ここで当時の私の花組解像度のお話。みりゆきとれいちゃんがわかるのみで、ちなつさんのことは全然認識してない。博多座あかねさすのいつかの入りでどすっぴんで割と長めに話してたことを知って、良い度胸やなと思ったのが1番最初。その良い度胸の彼女がCASANOVAで女役、めちゃスタイルが良い、れいちゃんの奥さんということを母に教えてもらい、母がそんなに言うなら注目してみるかぐらいのモチベーションだった。

さて、観劇当日、私のオタク人生の狂った日。いつものように観劇したCASANOVAは面白かった。所々深く考えてはいけない部分はあったけれど、音楽は割と覚えやすいし、誰も死なないし。楽しく見終わったけれど、私はどうしてもコンデュルメル夫人が気になった。そもそも私はコンデュルメル夫人的なキャラクターが好きらしい。(余談だが、エクスカリバーの真白モーガンもめちゃくちゃ刺さった。)男役のはずなのに高音は歌いこなすし、ボディラインはきれいだし、強がってはいるけど実は繊細は女性がそこにいた。どうして旦那とこじれたのか、そしてその後はどうしたのか、スピンオフが見たくなってしまった。私は出会ってしまったのである、鳳月杏に。

それからは寝ても覚めても彼女のことしか考えられない。彼女のプロフィールを調べ、写真を検索し、ネットで何かしら調べた。知れば知るほどちなつさんは魅力的で底なし沼だった。どこが好きかと問われれば、彼女の全てだと答えるでしょう。彼女の台詞を話す声、歌う時の声、バグレベルの脚の長さ、がっしりに見えて実は華奢、ほわんとした性格、おっとりとした話し声、お芝居、化粧映えするところ・・・挙げればきりがない。実はそこそこの確率で音程がズレるところ、一般受けする美人じゃないところ、ごくまれに棒読み発動するところ、漢字苦手疑惑、走り方が絶妙にダサいところすらも愛おしい。まさにちなつさんしか勝たん。

 

ハマった時には月に組替えが決まっていたちなつさん。辞めるかもしれないとおびえながらも今日まで舞台姿を見れてオタクは幸せです。これからも退団のその日まで追いかけていこうと思います。

 

最後にもう一度大声で「ちなつさんしか勝たん!」